ギボンのトリックラインモジュールとスローリリースキットの紹介

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トリックラインモジュール

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※画像はギボンサイトより

ギボンからトリックラインモジュールというスラックラインキットをバージョンアップさせることが出来る製品が発売されています。サーファーラインよりさらに大きなラチェットなどのセットです。XXLラチェットとにシャックルとスリングなどセットとなった商品です。ギボンジャパンでも売っています。ギボンジャパンではトリックテンションアンカーと記載されています。
この大きなラチェットは、昔のラチェットよりもしっかりした作りで、ハンドルがガキンと伸びて楽に巻き取りが可能となったアイテムです。軽い力で大きなテンションが得られます。ただ、ラインの巻き取りスペースはいわゆるデカラチェと変わりないので、ある程度巻いていくと同じように巻き取り限界になります。それでも、デカラチェよりは確実に大きなテンションが得られます。18m以上でダブルラチェットで張る場合などは便利です。片方だけでもこれにすれば、最後におりゃおりゃと巻くのが楽になります。


GIBBON TRICKLINE MODULES – product video – YouTube


製品構成

  • ラウンドスリング 3m
  • シャックル 最大負荷:10kN
  • XXLラチェット
  • バックアップ用のロープ
  • ツリーウェア

※気になるのが強度が公開されていないこと。ギボンジャパンのサイトにはシャックル最大負荷10kNと書かれていますが。。。運用なのか破断なのかと考えると、おそらくどちらでもなく推奨荷重。どうやら太さは10mmのようなので、スラックプロのサイトで調べると推奨荷重10kN 、最大運用荷重15kN、破断荷重40kNでした。よほど変な使い方しないかぎり割れないでしょうが、シャックルはY字荷重で使うので、角度が広い場合は負荷が増えてしまいます。瞬間的に高負荷がかかるトリックラインではなるべくスリングの角度を狭くして使った方がいいです。ちなみに、シングルラチェットでバットバウンスすると瞬間的には8kN前後、ガッチガチのダブルラチェットだと10kN~14kNです。心配な人はもっと太いのに差し替えましょう。

https://www.gibbon.co.jp/products/61TRICK TENSION ANCHOR | GIBBON SLACKLINES JAPAN 公式サイト

上はUSアマゾン、下はドイツアマゾンです。

スローリリース

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※画像はギボンサイトより

これはまだ発売されていない商品です。

この道具を使えば、ラチェットで解放せずにリリース用ラインでゆっくりテンションの開放ができます。XXLラチェット二つのテンションは相当な大きさです。一気にテンションを開放すると、かなり大きな音と衝撃が発生します。まず第一に怖いです。それにラチェットのギアにラインが挟まったりしてラインを痛めたりする可能性もあります。ラチェットのギアの歯の消耗も早くなり、ラインも傷みます。
それらを防ぐ道具がこのスローリリースキットです。
スクウェアクィックリンク(カラビナっぽいやつ)を使うので、スリングで設置することが前提です。通常のクィックアンカー(ガースヒッチ)方式では設置できません。強いスリングを用意してください。また、スクェアクィックリンクは斜めになりやすく、斜めになったままラチェットを巻くとラチェットがゆがみます。かならず、クィックリンクがまっすぐなのを確認してください。クィックリンクのネジは手でしっかりと締めてください。

同じような商品はエレファントスラックラインのRLS-1やマーベリックスラックラインのプロシステムなどがあります。
エレファントはラチェットとセット、マーベリックはラインとセットになっていますが、ギボンのスローリリースシステムはラチェットなどは含まれていません。

http://www.gibbon-slacklines.com/en/products/equipment/slowrelease/index.htmlGibbon Slacklines (en) – Products – Equipment – Slow Release – Slow Release

スローリリースシステムの動画


GIBBON SLOW RELEASE SYSTEM – product video – YouTube


原理

何重にも巻いたラインがテンションをかけられることにより摩擦を発生する。テンションが強いほど摩擦は強くなるので最終的にはマジックテープで留められるほどになる。リリースをするときは、何重にもなった部分を少しずつ緩めるて摩擦を軽くすることで、スルスルとラインが流れてリリースができる。

スローリリースシステム、ラインルーズシステムなどの呼び方があが、もともとはロングラインで使われていたやり方。

製品構成

  • アンカー用、スクェアクィックリンク(スクェアクリックリンク)
  • ラチェット接続用スリングと接続金具(一体型)
  • リリース用ライン(マジックテープ)

準備の仕方

まず、ラチェットのボルトを外してスリングを取り付けます。このナットは緩み防止機能のある特殊なナットなので何度もつけはずしすると緩くなって危ないです。なので、リリースシステムとそのラチェットは一度つけたら、そのまま使います。

※ナットが緩くなった場合は、ホームセンターなどで緩み止めナットを調達してください。自分は某メーカーの新品ラインでナットが外れてボルトが抜け、そのまま途中まで設置したことがあります。新品なのにから何度もつけ外ししたナットが使われてました。

リリース用ラインを5~7重くらい?クィックリンクと巻いてマジックテープで留めます。それらをアンカーに取り付けます。めんどくさそうですが、この準備は家でやっておけば公園ではすぐに設置できます。それらを接続して、通常のやり方でテンショニング用のラチェットを巻いてテンションをかけて終了。ダブルラチェットでも一つだけで済みます。

リリースの仕方

マジックテープを外し、リリース用のラインを少し送り出すように緩めます。徐々にラインが緩んでいきます。
これは上の動画を見てみてください。

ついでに強いラウンドスリング

産業用のラウンドスリングの1トンつまり1000㎏の数字は運用強度です。下の商品は安全係数5なので破断強度は5000㎏です。
更にスリングの場合は回して使うので、さらに2倍まで耐えます。ということは歩行ラインに10トン(10000㎏・約100kN)の負荷をかけるとこのスリングが切れることになります。

OH 鍛造シャックル 弓型 2T BC-20T

  • カテゴリ:Tools & Hardware
  • 販売価格:¥ 592

OH 鍛造シャックル 弓型 3.25T BC-32T

  • カテゴリ:Tools & Hardware
  • 販売価格:¥ 964
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レクタングル大

コメント

  1. tsunajii より:

    女性や子供にも扱い使いやすくなり、トリックラインの裾野が広がりますね。

    • スラックラインの歩き方 より:

      でも、これ両方使うと相当重いです。